Law 13 · Free Kicks · 2026/27

第13条 フリーキック

フリーキックの位置は「反則の起きた場所」が原則。揉めるのはほとんど、壁との距離とキッカーの二度触りだ。

30s

30秒でわかる

4 行
  1. 1

    フリーキックは原則、反則が起きた場所から行う。位置が変わるのはゴールエリアが絡む例外だけ。

  2. 2

    ボールがインプレーになるまで、相手競技者は少なくとも9.15m離れなければならない。

  3. 3

    守備側が3人以上で壁を作ったときは、攻撃側もその壁から1m以上離れる必要がある。

  4. 4

    間接フリーキックが誰にも触れず直接ゴールに入っても得点にはならず、相手のゴールキックで再開する。

KEY

要点

8 件
  • 相手陣のゴールエリア内で反則があり攻撃側に間接フリーキックが与えられたときは、反則の地点ではなく、そこに最も近いゴールエリアのライン上から行う。

  • 守備側が自陣ゴールエリア内でフリーキックを得たときは、エリア内のどこからけってもよい。

  • フリーキックは静止したボールを片足でも、両足を同時に使ってでも行える。相手を惑わすフェイントも認められている。

  • けった本人は、誰か別の競技者がそのボールに触れるまで、もう一度自分では触れられない。先に自分で触ってしまうと、相手の間接フリーキックになる。

  • ただし、キッカーが再び触れたのがハンドの反則なら、直接フリーキック(自陣ペナルティーエリア内ならPK。キッカーがGKなら間接フリーキック)になる。

  • 承認を得ずに競技のフィールドを出入りした反則によるフリーキックは、プレーが停止した位置(フィールド外での反則なら最も近い境界線上)から行う。

  • フリーキックを正しく行い、意図的に相手へ蹴って跳ね返りを再び受けても、不用意・無謀・過剰な力がなければ主審はそのままプレーを続けさせる。

  • フリーキックのボールを味方が直接受けた場合も、オフサイドの反則は成り立ちうる。直接受けてもオフサイドを問われない再開はゴールキック・スローイン・コーナーキックの3つで、フリーキックはこれに含まれない(第11条)。

場面で覚える

Scene → Ruling → Why · 5 scenes

S1

壁を作らず近くに立っていた

キッカーDFGK
攻撃側 守備側 GK DFがボールから9.15mより近い位置に立っている。

場面

守備側チームが「壁」を作らず、1人の選手がボールから5mほどの位置に立ったままフリーキックの瞬間を迎えた。

判定

距離不足(フリーキックのやり直し)

なぜ

ボールがインプレーになるまで、相手競技者は少なくとも9.15m離れなければならない。壁を作っているかどうかは関係なく、距離が足りなければ同じ基準が適用される。アドバンテージが使えない場合、フリーキックはやり直しになる。

根拠: 第13条 2・3

S2

壁に1m未満まで詰めた

場面

守備側が4人で「壁」を作った。攻撃側の選手が1人、その壁からわずか数十センチの位置に体を寄せていた。

判定

間接フリーキック(攻撃側の反則)

なぜ

守備側の壁が3人以上のときは、攻撃側の競技者もその壁から少なくとも1m離れなければならない。守らなければ、相手(守備側)に間接フリーキックが与えられる。

根拠: 第13条 2・3

S3

間接フリーキックが誰にも触れず入った

場面

主審が片腕を上げて間接フリーキックであることを示した。キックされたボールは、他の誰にも触れないまま相手ゴールに直接入った。

判定

得点にならない(相手のゴールキック)

なぜ

間接フリーキックは、キッカー以外の競技者がどこかで触れないと得点にならない。誰にも触れずに直接ゴールへ入った場合はゴールキックで再開する。自分のゴールに直接入った場合はコーナーキックになる。

根拠: 第13条 1

S4

自陣ペナルティーエリア内、相手が出る時間がなかった

キッカーDFGK
攻撃側 守備側 GK DFはペナルティーエリア内に残っているが、ボールへ動いてはいない。

場面

守備側が自陣ペナルティーエリア内で間接フリーキックを得た。相手競技者はすぐ近くにいて、エリアの外に出る時間がないままエリア内に残っていた。

判定

プレー続行でよい(反則ではない)

なぜ

本来、相手競技者はキックがインプレーになるまで、そのペナルティーエリアから出ていなければならない。ただ、出る時間が足りなかっただけなら、主審はそのまま流してよい。反則になるのは、中に残った相手がボールへ向かって動く・触れる・競り合うのどれかをしたときで、そのときはやり直しになる。

根拠: 第13条 2

S5

相手が散らばる前に素早く蹴った

場面

守備側の反則でフリーキックを得た攻撃側が、相手が定位置に散らばる前にすばやくボールを蹴った。9.15m以内にいた相手競技者がそのままボールをインターセプトした。

判定

プレー続行(反則ではない)

なぜ

フリーキックをすばやく行うこと自体は認められている。ボールから9.15m以上離れていない相手がインターセプトしても、それだけでは反則にならず、主審はそのまま流す。ただし、相手がわざとすばやい再開を邪魔した場合は、再開を遅らせた反則として警告の対象になる。

根拠: 第13条 3

場面はすべて条文から逆算した仮想のものです。実在の試合・審判員の判定は題材にしていません。

CHG

変わったこと

0 件

— 2026/27 版で、この条に主な改正はありません。

TERM

用語

6 語 用語集で全部見る
直接フリーキック
相手ゴールに直接入れても得点になるフリーキック。
間接フリーキック
主審が片腕を上げて示す、直接では得点にならないフリーキック。他の競技者が触れて初めて得点になる。
壁
守備側が3人以上並んでシュートやボールの軌道を防ぐ隊列。攻撃側はここから1m以上離れなければならない。
クイックスタート
相手が守るべき距離に散らばる前に、すばやくフリーキックを行うこと。
ゴールエリア
ゴールに最も近い小さな長方形のエリア。攻撃側の間接フリーキックの位置に関わる。
アドバンテージ
反則があっても、反則されたチームに有利な状況が続くならプレーを流すこと。
SRC

出典

3 件

このページは条文の転載ではありません。条文そのものは上の出典(JFA の日本語版・IFAB の原文)で確認できます。最終確認日: 2026-09-04。

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この条が根拠になる場面

2 問

場面はすべて条文から逆算した仮想のものです。選ぶとその場で正解・根拠の条・みんなの判定が出ます。

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