Law 9 · The Ball In and Out of Play · 2026/27
第9条 ボールインプレーおよびボールアウトオブプレー
ボールがラインに少しでもかかっている間は、まだアウトオブプレーではない。全体が越えて初めて外に出る。
30秒でわかる
4 行- 1
ボールがアウトオブプレーになるのは、全体がラインを越えたときと、主審がプレーを止めたときだけ。
- 2
主審や柱に当たってもフィールド内に残っている限り、ボールはずっとインプレーのまま。
- 3
主審に当たったボールから大きなチャンス・直接得点・保持チームの交代が起きたら、ドロップボールでやり直す。
- 4
ベンチの人がわざとでなく出ていくボールに触れたときは、間接フリーキックだけでカードは出さない。
要点
5 件ゴールポスト・クロスバー・コーナーフラッグポストに当たって戻ってきたボールも、フィールド内にある限りインプレー。誰でも続けてプレーできる。
主審に当たったこと自体は反則ではない。そこから「大きなチャンスとなる攻撃が始まる」「ボールが直接ゴールに入る」「ボールを保持するチームが替わる」のどれかが起きたときだけ、プレーを止めてドロップボールにする。
ライン上を越えたかどうかは「ボールの全体」で判定する。地面を転がる場合も、空中に浮いている場合も基準は同じ。
ラインの外へ転がっていく途中のボールに、ベンチにいる交代要員やチーム役員、退場になった競技者などが触れてしまうことがある。相手を妨げるつもりがなかったのなら、罰則は相手への間接フリーキックだけで、カードは出ない。
主審がプレーを止めた瞬間、理由を問わずボールはアウトオブプレーになる。
場面で覚える
Scene → Ruling → Why · 5 scenes
ボールがタッチラインにかかっている
場面
攻撃側のFWがドリブルでタッチライン際を運ぶ。ボールの一部はライン上に見えているが、まだ完全には外に出ていない。
判定
プレー続行(インプレー)
なぜ
アウトオブプレーになるのは、ボールの全体がラインを越えたときだけ。一部がライン上に残っている、あるいはラインの真上にある状態は、まだ中にある扱いになる。空中に浮いていても同じ基準。
根拠: 第9条 1
ボールが主審に当たり、そのまま大きなチャンスに
場面
守備側のパスが主審の体に当たって方向が変わり、そのままオンサイドの攻撃側FWがゴール前で単独のチャンスを迎えた。
判定
ドロップボール
なぜ
主審にボールが当たったこと自体は反則ではないが、そこから攻撃側の大きなチャンスとなる攻撃が始まったので、主審はプレーを止める。再開はドロップボール。直前にボールを保持していたチームの競技者の1人に落とす。
根拠: 第9条 1
シュートがポストに当たって戻ってきた
場面
攻撃側のシュートがゴールポストに当たり、フィールド内に大きく跳ね返った。誰も触れないうちに、こぼれ球へ両チームの選手が寄っていく。
判定
プレー続行(インプレー)
なぜ
ゴールポスト・クロスバー・コーナーフラッグポストに当たって戻ってきたボールも、フィールド内にある限りインプレーのまま。どちらのチームも続けてプレーしてよい。
根拠: 第9条 2
主審に当たったが、何も起きなかった
場面
守備側の選手同士のパスが主審の足に軽く触れて方向が少し変わった。ボールを受けたのは同じ守備側の選手で、攻守の入れ替わりも大きなチャンスも起きなかった。
判定
プレー続行(インプレー)
なぜ
主審に当たったボールは、フィールド内にある限りインプレーのまま続く。プレーを止めてドロップボールにするのは、そこから大きなチャンスとなる攻撃が始まる・ボールが直接ゴールに入る・保持するチームが替わる、のどれかが起きたときだけ。
根拠: 第9条 1
ベンチの人がボールに触れた
場面
タッチラインに向かって転がっていくボールに、ベンチにいた交代要員がとっさに足を出して止めた。相手を妨害する意図はなかった。
判定
間接フリーキック(カードなし)
なぜ
ベンチにいる立場の人がラインの外へ向かうボールを妨げるつもりなく止めてしまった場合、罰則は相手への間接フリーキックにとどまる。カードは出ない。
根拠: 第9条 2
場面はすべて条文から逆算した仮想のものです。実在の試合・審判員の判定は題材にしていません。
変わったこと
1 件-
2025/26
ベンチの役員・交代要員・退場者などが、外へ出ようとするボールにわざとでなく触れた場合は、間接フリーキックだけでカードは出さない。
競技規則は毎年7月1日に改正されます。新しい順に並べています。
- インプレー
- ボールがフィールド内にあり、プレーが続けられる状態。
- アウトオブプレー
- ボールの全体がラインを越えた、または主審がプレーを止めた状態。
- ドロップボール
- 反則によらずプレーを再開する方法。ボールに最後に触れたチームの競技者の1人に落とす。
- 大きなチャンスとなる攻撃
- 得点に直結しうる、はっきりとした攻撃の始まり。主審に当たったボールからこれが起きると、プレーは止まりドロップボールになる。
- 間接フリーキック
- 直接けってもゴールに入らないフリーキック。他の競技者が触れて初めて得点になる。
- 懲戒の罰則
- 警告(イエローカード)・退場(レッドカード)のこと。反則があってもこれが伴わない場合がある。
出典
3 件- www.jfa.jp/laws/soccer/2025_26/#009
- www.theifab.com/laws/latest/the-ball-in-and-out-of-play/
- www.jfa.jp/documents/pdf/soccer/law_soccer_250619_01.pdf
このページは条文の転載ではありません。条文そのものは上の出典(JFA の日本語版・IFAB の原文)で確認できます。最終確認日: 2026-09-04。
読むより、判定してみる
今の、ファウル? · 1 questions
この条が根拠になる場面
1 問-
後半38分、0-0 — あなたが主審なら、どう判定しますか。
場面はすべて条文から逆算した仮想のものです。選ぶとその場で正解・根拠の条・みんなの判定が出ます。
インプレーとアウトオブプレー(ラインの上・審判に当たった) 17条の一覧 J1の主審の一覧
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