Law 6 · The Other Match Officials · 2026/27
第6条 その他の審判員
副審が旗を上げても、最終的に決めるのは主審。判定はいつも一人に集約される。
30秒でわかる
4 行- 1
副審・第4の審判員・追加副審・VAR/AVARは、いずれも主審を助ける立場で、最終判定は常に主審が下す。
- 2
副審はボールの出入りやオフサイド、交代の合図などを担当する。
- 3
第4の審判員は交代の管理やアディショナルタイムの表示など、ピッチ外の運営を支える。
- 4
VARは得点・PK・退場(2026/27版から明らかに間違った2枚目の警告による退場を含む)・警告退場の人違いの4つだけを映像で確認し、AVARがそれを補助する。
要点
6 件副審・第4の審判員・追加副審・リザーブ副審は「フィールドにいる」審判員、VARとAVARは「ビデオ」審判員(VMO)と呼び分けられる。
副審は、9.15mの距離を確保する援助のためにフィールドへ入ることができる。
追加副審は、得点を含めボールの全体がゴールラインを越えたかどうか、コーナーキックとゴールキックのどちらか、PKでのGKのライン離れとボールのライン通過を合図できる。
リザーブ副審は、続けられなくなった副審や第4の審判員の代わりに入り、ほかのピッチ上の審判員と変わらない形で主審をサポートできる。
AVARは、VARがチェックやレビューで手が離せないときのテレビ映像の監視、通信の仲介、費やされた時間の記録などを担う。
その他の審判員は主審の指示に従って活動し、不法な妨害や不当な行為があれば主審はその審判員を解任し、関係機関に報告する。
場面で覚える
Scene → Ruling → Why · 5 scenes
副審の旗が上がっても主審が流す
場面
攻撃側の速攻中、副審がオフサイドを示す旗を上げた。しかし主審は笛を吹かずにそのままプレーを続けさせ、攻撃側がゴールを決めた。
判定
主審の判断が優先(得点を認めることもある)
なぜ
副審の役割は主審を援助することで、最終決定は常に主審にある。旗が上がった直後にすぐ笛を吹かないのは、その後の展開を見きわめるための主審の裁量。副審とすり合わせたうえで、得点を認めることも取り消すこともある。
根拠: 第6条(冒頭)
オフサイドポジションにいるだけでは旗は上がらない
場面
攻撃側のFWが一瞬オフサイドポジションに入ったが、ボールにも味方のプレーにも関わらずその場を離れた。ボールは別の攻撃側の選手が持ち続けている。
判定
旗は上がらない(反則にならない)
なぜ
副審が旗で示すのは、その選手が実際に反則としてとがめられる場面だけで、位置についているだけの段階では旗は動かない。反則になるかどうか(プレーに関わったか)の基準は別の条が決め、副審はその判断を主審とすり合わせて旗で伝える。
根拠: 第6条 1
第4の審判員の役割
場面
前半終了が近づき、ピッチサイドで第4の審判員がボードを掲げて数字を示した。
判定
主審が決めた最小限のアディショナルタイムを表示している
なぜ
前後半それぞれの終了間際、主審が足すつもりでいる時間の下限をボードで見せるのが第4の審判員の役目のひとつ。ほかにも交代の手続きの管理、用具の点検、ボール交換の管理などピッチ外の運営を担う。
根拠: 第6条 2
VAR・AVARは何をするか
場面
主審がPKではないと判定した場面について、ベンチから激しい抗議があった。ほどなくVARが映像の確認を始めた。
判定
「はっきりとした明白な間違い」のときだけ主審に伝える
なぜ
VARが援助できるのは、得点・PK・退場(2026/27版から明らかに間違った2枚目の警告による退場を含む)・警告退場の人違いの4つについて、はっきりとした明白な間違いか見逃された重大な事象があったときだけ。それ以外の判定には介入しない。その間AVARは、テレビ映像の監視や主審との通信の仲介などでVARの作業を支える。
根拠: 第6条 5
追加副審は何をする審判員か
場面
ゴール前の混戦で、ボールがゴールラインを割ったかどうか際どい場面があった。ゴールライン付近には主審や副審に加えて、もう一人の審判員が立っていた。
判定
追加副審が得点かどうかなどをすぐ近くで見ている
なぜ
追加副審は、得点を含めボールの全体がゴールラインを越えたかどうか、コーナーキックとゴールキックのどちらか、PKでのGKのライン離れとボールのライン通過を合図できる。すべての試合に置かれるわけではなく、任命されたときだけゴールライン付近に立つ。
根拠: 第6条 3
場面はすべて条文から逆算した仮想のものです。実在の試合・審判員の判定は題材にしていません。
変わったこと
1 件-
2026/27
VAR が見直せる事象が増えた(明らかに間違った2枚目の警告・人違いの範囲)。
競技規則は毎年7月1日に改正されます。新しい順に並べています。
- フィールドにいる審判員
- 主審・副審・第4の審判員・追加副審・リザーブ副審のこと。
- ビデオ審判員(VMO)
- VARとAVARのこと。競技規則とVAR実施手順に基づき、映像で主審を助ける。
- 副審
- ボールの出入り、オフサイド、交代などを合図する審判員。
- 第4の審判員
- 交代の管理やアディショナルタイムの表示など、ピッチ外の運営を担う審判員。
- 追加副審
- ゴールライン付近に立ち、得点やコーナーキック・ゴールキックの判断、PKの監視を助ける審判員。
- リザーブ副審
- 続行できなくなった副審や第4の審判員と交代する審判員。
- AVAR(アシスタントVAR)
- VARの確認作業や、主審との通信の仲介などを助ける役割。
出典
4 件- downloads.theifab.com/downloads/changes-to-the-laws-of-the-game-202627?l=en
- www.jfa.jp/laws/soccer/2025_26/#006
- www.theifab.com/laws/latest/the-other-match-officials/
- www.jfa.jp/documents/pdf/soccer/law_soccer_260528_01.pdf
このページは条文の転載ではありません。条文そのものは上の出典(JFA の日本語版・IFAB の原文)で確認できます。最終確認日: 2026-10-10。
副審・第4の審判員の役割と旗の合図 17条の一覧 J1の主審の一覧
関連
Cross link
そのピッチに立っていた監督を読む — 監督名鑑
代表監督とクラブ監督を、在任期間・通算成績・勝率で並べたデータベース。出典つき。
そのクラブがどう応援されているかを読む — ゴール裏
どのクラブで、どのチャントが、どの場面で歌われているか。原曲と由来を出典つきで。歌詞は載せていません。
2030年の日本代表を、自分で組む — 俺ジャパン
2030年W杯に連れて行くメンバー26人と、そのうちスタメン11人を、ファン投票で予想する。登録不要・約3分。