Law 16 · The Goal Kick · 2026/27
第16条 ゴールキック
ゴールキックは、蹴られてボールが動いた瞬間にインプレーになる。エリアの外に出るまで待つ必要はない。
30秒でわかる
4 行- 1
相手が最後に触れたボールが、自分たちのゴールラインを割って得点にならなかったときに与えられる。
- 2
ボールはゴールエリア内に静止させ、守備側の誰が蹴ってもよい(GKでなくてもよい)。
- 3
蹴られてボールが動けばインプレー。ペナルティーエリアの外に出る必要はない。
- 4
相手競技者は、ボールがインプレーになるまでペナルティーエリアの外にいなければならない。
要点
6 件ボールはゴールエリア内の任意の地点で静止させてから蹴る。蹴るのはGKに限らず、守備側の誰でもよい。
キッカーが他の選手より先にもう一度触れると間接フリーキック。ハンドなら直接フリーキックで、自陣エリア内ならペナルティーキックになる(ただしキッカーがGKなら間接フリーキック)。
相手が出る時間がなくエリアに残っていても、主審はそのままプレーを続けさせられる。
インプレー前に相手がボールに向かって動く・触れる・チャレンジした場合は、ゴールキックをやり直す。
インプレー前にエリアへ入って反則をした・された場合もやり直しになり、反則した側は警告や退場の対象になりうる。
それ以外の技術的な反則は、単にゴールキックのやり直しになる(間接フリーキックにはならない)。
場面で覚える
Scene → Ruling → Why · 4 scenes
蹴られて動いた瞬間にインプレー
場面
守備側のDFがゴールエリア内から短いゴールキックを蹴り、ボールはペナルティーエリアの中で味方のGKへ向かった。それを見た相手FWがエリアの外から走り込み、ボールがまだエリア内にあるうちに奪ってシュートした。
判定
ゴール(反則ではない)
なぜ
ゴールキックは、蹴られてボールが明らかに動いた瞬間にインプレーになる。ペナルティーエリアの外に出るのを待つ必要はない。だから、インプレーになった後に相手がエリアへ入って奪うのは正当なプレーで、そのままゴールが認められる。逆に、蹴られる前から相手がエリアの中にいて、そのボールに触れたりチャレンジしたりした場合は、ゴールキックのやり直しになる。
根拠: 第16条 1・2
相手が下がりきれずエリアに残っていた
場面
ゴールキックの直前、守備側が素早く再開したため、相手FWが下がる時間がなくペナルティーエリア内に残ったままインプレーになった。FWはボールに向かわず、その場に立っていただけだった。
判定
そのまま続行
なぜ
相手競技者は本来、インプレーになるまでにペナルティーエリアの外へ出ていなければならない。ただし出る時間がなかった場合は、主審はそのままプレーを続けさせることができる。FWがボールに向かって動いたり触れたりすれば話は別で、その場合はゴールキックのやり直しになる。
根拠: 第16条 2
ゴールキックがそのまま自分のゴールに入った
場面
守備側GKが蹴ったゴールキックが、誰にも触れられないまま、蹴った側自身のゴールに入ってしまった。
判定
得点にならない(相手のコーナーキック)
なぜ
ゴールキックから直接得点できるのは相手のゴールだけ。蹴った側自身のゴールに直接入った場合は得点にならず、相手チームのコーナーキックで再開する。
根拠: 第16条
GK以外の選手がゴールキックを蹴った
場面
守備側のCBが、GKに代わってゴールキックを蹴った。
判定
問題ない
なぜ
ゴールキックを蹴るのはGKに限らない。守備側の競技者であれば誰が蹴ってもよい。ボールがゴールエリア内で静止していて、蹴られて明らかに動けば、それで正しいゴールキックになる。
根拠: 第16条 1
場面はすべて条文から逆算した仮想のものです。実在の試合・審判員の判定は題材にしていません。
変わったこと
2 件-
2026/27
ゴールキックを遅らせていると、主審が手を上げて5秒を数える。間に合わなければ相手のコーナーキック。
-
2025/26
ゴールキックになる状況の書き方が整理された(他の条文を参照する形に)。
競技規則は毎年7月1日に改正されます。新しい順に並べています。
- ゴールエリア
- ゴールラインとタッチラインに囲まれた、ゴール前の小さな長方形の区域。ゴールキックはこの中の任意の地点から蹴る。
- インプレー
- ボールが競技に生きている状態。ゴールキックは蹴られて明らかに動いた瞬間にインプレーになる。
- 間接フリーキック
- キッカーの再接触などの反則で与えられる、直接では得点にならないフリーキック。
- ペナルティーエリア
- ゴール前の大きな長方形の区域。相手競技者は、ゴールキックがインプレーになるまでこの中に入れない。
- コーナーキック
- ゴールキックが直接、蹴った側自身のゴールに入ったときの再開方法。
出典
4 件- www.jfa.jp/laws/soccer/2025_26/#016
- www.theifab.com/laws/latest/the-goal-kick/
- www.jfa.jp/documents/pdf/soccer/law_soccer_250619_01.pdf
- www.jfa.jp/documents/pdf/soccer/law_soccer_260528_01.pdf
このページは条文の転載ではありません。条文そのものは上の出典(JFA の日本語版・IFAB の原文)で確認できます。最終確認日: 2026-10-10。
読むより、判定してみる
今の、ファウル? · 2 questions
この条が根拠になる場面
2 問-
第10問 ゴールキックの直後、ペナルティーエリア内で味方が受けた
前半5分、0-0 — あなたが主審なら、どう判定しますか。
-
後半30分、0-0 — あなたが主審なら、どう判定しますか。
場面はすべて条文から逆算した仮想のものです。選ぶとその場で正解・根拠の条・みんなの判定が出ます。
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