Theme 11 · n = 82 試合

退場者が出た側は、本当に不利か。

「10人になると、かえって団結して粘る」とも言われます。Jリーグ(J1・J2・J3)の2026年2月〜10月の公式戦860試合の試合詳細から、片方のチームだけに退場者が出た試合を拾い、最初の退場のあとに両チームが取った点と、試合の結果を数えました。 答えを見る前に、あなたの予想を1つ選んでください。

先に、予想してください

Your guess

片方のチームに退場者が出たあと、残りの時間で点を取ったのは、どちらが多いと思いますか。

予想せずに答えを見る

答え

Answer

片方のチームだけに退場者が出た82試合を数えました。最初の退場のあと、人数の少ない側が取った点は20点、多い側は87点で、人数の少ない側の方が点を取れていないと言える(p = 0.001未満)。退場者が出た側の結果は13勝19分50敗で、負けの方が多いと言える(p = 0.001未満)。

CHK

項目ごとの判定

2 項目
項目判定p値退場が出た側 対 相手
退場のあとの得点 — 退場が出たあと、人数の少ない側は多い側より点を取れていないか ◯ 差があると言える 0.001未満 20点 対 87点
試合の結果 — 退場者が出た側は、勝ちより負けが多いか ◯ 差があると言える 0.001未満 13勝 対 50敗

p値は「本当は差が無いのに、偶然これくらい偏る確率」。検定を2項目にかけているので0.05÷2=0.025未満で「差があると言える」、0.2未満で「傾向はあるが言い切れない」、それ以上は「差は見えない」と、機械的に決めています。

退場のあとの得点
退場のあとの得点 少ない側 20点 / 多い側 87点
検定
二項検定(両側・差が無ければ半々) / p = 0.001未満
試合の結果
退場者が出た側 82試合で 13勝 19分 50敗(PK戦は引き分け)
検定
二項検定(両側・勝ちと負けの数。引き分けは除く) / p = 0.001未満

最初の退場は何分だったか

Breakdown

最初の退場試合勝-分-敗退場後 少ない側の得点退場後 多い側の得点
前半(AT含む)311-5-251361
46〜75分218-3-10218
76分〜後半AT304-11-1558
合計8213-19-502087

1件 = 片方のチームだけに退場者が出た試合1つ。時間帯と「退場後」は、その試合で最初の退場の時刻で分けています(同じチームの2人目の退場は数を分けていません)。退場者が出た85試合のうち、両チームに退場者が出た3試合は外しました。退場と同じ分に入った0点は、前後が分からないので「退場後」に数えていません。

調べ方と、この分析の限界

Method

試合
テーマ2〜10と同じ試合(J.League Data Site の日程・結果に載っている、2026年の明治安田J1百年構想リーグ・J2・J3百年構想リーグと、2026/27シーズンのJ1・J2・J3リーグの860試合。0-0の試合も含む)。
退場
各試合の試合詳細ページの「退場」欄(ホーム=左・アウェイ=右)の時刻をそのまま使いました。一発退場と2枚目の警告による退場は区別していません。数字は手で書き写していません。
限界
退場者が出やすいのは、もともと押されている側や、すでに負けている側かもしれません。「試合の結果」はその混ざりを含むので、人数の差の効き目だけを見たいときは「退場のあとの得点」の方を見てください。それでも、退場が早い試合ほど残り時間が長く点が入りやすいなど、時間の長さは揃えていません。クラブの強さも揃えていません。
確認日
2026-10-10

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出典

Sources · 2