Theme 14 · n = 1609 本

PK戦の「外せば負け」の1本は、外れやすいのか。

「外したら負けの場面は、重圧で足が震える」と言われます。2026年の明治安田J1百年構想リーグ・J2・J3百年構想リーグの試合詳細から147回のPK戦の1609本を蹴った順に並べ、蹴る前の状況を「外せばその場で負け」「決めればその場で勝ち」「どちらでもない」に分けて、成功の割合を比べました。 答えを見る前に、あなたの予想を1つ選んでください。

先に、予想してください

Your guess

PK戦で「外せばその場で負け」の1本。成功の割合は、ふつうの1本と比べてどうなると思いますか。

予想せずに答えを見る

答え

Answer

Jリーグの147回のPK戦の1609本を、蹴る前の状況で分けました。外せばその場で負ける1本の成功は213本中171本(80%)で、どちらでもない1本(77%)と比べて差は見えない(p = 0.289)。決めればその場で勝つ1本の成功は132本中105本(80%)で、差は見えない(p = 0.586)。

CHK

項目ごとの判定

2 項目
項目判定p値比べた2つ
外せば負けの1本 — 外せばその場で負ける1本は、それ以外の1本より外れやすいか × 差は見えない 0.289 成功 80% 対 77%
決めれば勝ちの1本 — 決めればその場で勝つ1本は、それ以外の1本より外れやすいか × 差は見えない 0.586 成功 80% 対 77%

p値は「本当は差が無いのに、偶然これくらい偏る確率」。検定を2項目にかけているので0.05÷2=0.025未満で「差があると言える」、0.2未満で「傾向はあるが言い切れない」、それ以上は「差は見えない」と、機械的に決めています。

外せば負けの1本
外せば負けの1本 213本のうち成功 171本(80%) / どちらでもない1本 1264本のうち成功 972本(77%)
検定
フィッシャーの正確確率検定(両側) / p = 0.289
決めれば勝ちの1本
決めれば勝ちの1本 132本のうち成功 105本(80%) / どちらでもない1本 1264本のうち成功 972本(77%)
検定
フィッシャーの正確確率検定(両側) / p = 0.586

蹴る前の状況ごとの成功と失敗

Breakdown

蹴る前の状況本数成功失敗成功の割合
外せばその場で負け2131714280%
決めればその場で勝ち1321052780%
どちらでもない126497229277%
合計1609124836178%

1件 = PK戦の1本。「外せばその場で負け」は、その1本を外した時点で相手に追いつけなくなる(または同じ人数で相手より少なくなる)1本、「決めればその場で勝ち」はその逆です。両方に当てはまる1本はありませんでした。先攻・後攻が1本ずつ交互に蹴る順番で並べ、147回すべてで最後の1本でちょうど決着がつくことを確かめています。

調べ方と、この分析の限界

Method

試合
テーマ12・13と同じ、2026年の明治安田J1百年構想リーグ・J2・J3百年構想リーグで PK戦が行われた147試合。
1本ずつの成否と順番
各試合の試合詳細ページの「PK戦」欄に、両チームのキッカーが蹴った順に成功・失敗の印つきで並んでいます。それを先攻・後攻の交互に並べ直し、1本ごとに「この1本の前の点差と残りの人数」から状況を決めました。数字は手で書き写していません。
限界
外せば負け・決めれば勝ちの1本は、5人目かサドンデスに集まります。どの順番に置かれるキッカーか(うまい選手を5人目に置くことが多い)や、GKの差は揃えていません。1本ずつは独立した数として扱っていますが、同じキッカー・同じGKが何本も入っています。1シーズン分なので、数ポイントの差は偶然でも出ます。
確認日
2026-10-10

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出典

Sources · 2